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何を言われても話半分で

「いやいや、この前と言ってること違うじゃん」
「AさんとBさんのアドバイスが矛盾するんだが、どっちを信じれば良いんだ」

真面目な人ほど、人からかけられた言葉に悩むもの。
こんなふうに悩む人であれば、普段から自分の言葉遣いに気を遣っていることでしょう。

しかし、それでも昨日と今日で意図せず言葉が矛盾してしまうこともあるはず。
あなたでさえそうなのですから、もっと大雑把に生きている人であれば尚更です。

人の言うことは話半分に聞くのが一番ですよ。

例えば、人に言われた嫌な言葉を鵜呑みにしてしまったら嫌な気持ちになりますよね。
自分の努力が認められなかったり、がんばる方向が間違っていると言われたり。

心ない言葉というのは、文字通り発言するために心を割いていない言葉のこと。
相手を傷つけない言い方や指摘の正当性なんて、気にしないままに話している。

真面目で繊細な人は、些細な言葉1つで人がどれだけ傷ついてしまうかを知っています。
だから言葉を発する前に色々と考えて調整した台詞を口にするものですが、相手も同じとは限りません。

このすれ違いが、今回の話のポイントです。

次に、誰かに褒められた場合を考えてみましょう。
褒め言葉は嬉しいものですから、ついつい真に受けてしまいがちです。

しかし、相手が本当に心底から称賛してくれているかは分かりません。
実は「もっとこうした方が良いのに」と改善点に気づいていて、でもあなたの気分を損なわないために指摘を控えてくれているのかもしれません。
それにもかかわらず、現在の仕事ぶりに満足して称賛を受け入れるばかりでは、せっかくの成長の機会を逸してしまいます。

とはいえ、人の言葉をすべて疑ってかかり、斜に構えすぎるのもよくありません。
あなたに対して素直に声をかけてくれた人に対して失礼になってしまうからです。

それは味方の喪失につながり、最終的にはあなたの損になりかねません。
では、何を基準に人の話を受け止めるのか。
答えは10年後の自分自身にあります。

その分野に関して、あなたが今以上の成長を必要としないのであれば、褒め言葉は素直に受け入れましょう。
料理人になりたいわけでもないのに、家族の「おいしいよ」の称賛を自分から否定して改善点を探す必要はありません。

また、好みの異性とそうでない異性から、「もっと可愛くなるよ」と別々のアドバイスを受けたときには、好みの異性の指摘に従うものです。
これから先、自分がどうなりたいのかを基準にすると、良い塩梅で生きられると私は思います。

人からかけられる言葉、そのすべてを100%受け入れなければならないわけではありません。
自分なりの生き方や基準を考えて、それに従うことが肝要です。

あなたが生きるのは、他でもないあなた自身の人生です。
よく知らない他人はもちろん、たとえ家族の言葉であっても鵜呑みにする義務はありません。
誰もあなたの人生の責任を取れないのですから、何を言われても話半分で聞きましょう。

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