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ストレスを味方にする

ストレスとは、外傷、中毒、寒冷など様々な刺激に対して、刺激の性質と異なる個体防衛反応が起きることを言います。
例えば、上司に怒られると胃が痛くなる等の症状は、ストレスからくるものですね。

そもそも、ストレスは悪いと思うことで心身に不調をもたらしますが、逆にストレスは良いと思えば心身に強さをもたらしてくれます。
即ち、ストレスが健康にどのような影響をもたらすかは、ストレスに対してどのような影響を想定しているかで全く変わってくるのです。

ストレスは、パフォーマンスや生産性を向上させ、健康や活力が向上します。
他にも、学習効率のアップ、人生に対する充実感増大、注意力アップ、手中力アップなどのメリットがあります。

コルチゾールというホルモンは、ストレスに対して体と脳がエネルギーを使いやすい状態にします。
しかし、過剰に分泌されると自立神経や内分泌系に対し悪影響を及ぼします。
半面、外からの病原菌から体を守る免疫細胞の原材料になったり、ブドウ糖や脂質を熱エネルギーに変換してエネルギーとして活用しなさいという指令を出す働きをしています。
他にも、コルチゾールが分泌されることで、アドレナリンが分泌され、心拍数が上りエネルギーが体中に早く行き渡るといったメリットもあります。

コルチゾールが分泌されやすい状況として、睡眠不足、過度な緊張、空腹などが挙げられます。
運動のし過ぎでもコルチゾールが分泌されます。

また、DHEAというホルモンは、ストレスの経験を通して脳が成長するのをサポートし、コルチゾールを抑制し回復を早める働きをしてくれます。

ストレスは、捉え方次第でその後の心身への影響が異なります。
では、どうすれば自分の考え方を変えて、ストレスを良いものと受け止めることができるのでしょうか。

まず、ストレスは心身に良いという考え方があることを理解してください。
そして、ストレスを感じた時にそのことを思い出すようにします。この考えを思考習慣して定着させることを実践してみてください。

傍から見ると、過酷で辛そうで強いストレスを感じているように見えても当事者が、自分は今成長している最中で、困難な体験は中々できるものではない、と受け止めて充実感を感じていたら、コルチゾールよりもDHEAの分泌量が多くなります。

考え方を変えるだけでこれまで自分を苦しめていたストレスが、自分を力強く変えるものになるとしたら凄いことです。
ストレスと上手く付き合っていきたいですね。

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