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「入居前のバルサンは常識」と聞いたものの、手間も時間もかかるので、できれば省略したいそう考えて検索された方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、バルサンは全物件に必要なものではなく、物件の条件によっては使わない判断も現実的です。
この記事では、省略してよいかを判定するチェックリストと、省略する場合の代替策を紹介します。さらに、使う場合の効率的なスケジュールと失敗の回避策も、メーカー公式サイトなどの一次情報に基づいて解説します。
当社「福岡引越センター」は福岡拠点の引越し業者です。年中無休8:00〜20:00、電話092-405-6157でご相談を受け付けています。バルサンの時間を見込んだ引越し日程のご相談もお気軽にお問い合わせください。
目次

新築の物件や、虫の痕跡が確認できない物件なら、バルサンを使わない判断も現実的です。
バルサンはすべての引越しに必須の作業ではなく、判断の決め手になるのは、内見時の痕跡や管理会社からの虫の発生情報といった実際に確認できるサインだからです。
死骸やフンなどの痕跡があれば、バルサンの使用や専門業者への相談を検討します。築年数・階数・周辺の飲食店といった環境条件はあくまで参考として扱います。
迷う方のために、直接のサインと環境条件に分けた5項目のチェックリストも用意しました。順に確認すれば、自分のケースをその場で判断しやすくなります。
省略する判断がしやすいのは、「住み着きのサインがない」ことを自分で確認できる物件です。
このほか、築浅や高層階の部屋は「虫が出にくい」と言われることもあります。
ただし、リスクの差を裏付ける公的なデータは確認できていません。環境条件だけで決めず、上記のような確認できるサインを判断の中心にしてください。省略する場合も、後述する侵入経路の対策だけはセットで行うのがおすすめです。
反対に、住み着きのサインが確認できた物件では、入居前にバルサンを使っておくと安心です。
築年数が古い、1〜3階などの低層階、1階や近隣に飲食店があるといった環境条件は「虫が出やすい」と言われることの多い要素です。
ただし、それぞれは決め手にはせず、環境条件のみ当てはまる場合は、侵入経路の対策(後述)を行ったうえで痕跡の有無と合わせて判断してください。
サインが確認できた物件で迷ったら、空室のうちにバルサンを済ませる方が手間も少ないため、使っておく判断が無難です。
ここまでの条件を、「直接確認できるサイン」と「参考にする環境条件」の2つに分けた5項目のチェックリストにまとめました。虫の出やすさは物件ごとに差があるため、この表は本記事で整理した確認手順の目安としてお使いください。
| 区分 | チェック項目 | 確認方法 |
|---|---|---|
| 直接のサイン | 内見時に死骸・フンなどの 痕跡があった |
水回り・キッチン・収納の隅を 内見時に確認 |
| 管理会社・不動産会社から 害虫発生の情報があった |
契約前や入居前に 問い合わせて確認 |
|
| 環境条件 | 新築・築浅ではない (築年数が古め) |
物件情報・賃貸借契約書の 築年数欄で確認 |
| 部屋が1〜3階などの 低層階にある |
物件情報・現地で確認 | |
| 1階または近隣に 飲食店がある |
内見時に建物の周辺を 歩いて確認 |
判定の考え方は次のとおりです。
「1つも当てはまらない」の方も、次章の「入居前ならではの事情」だけは確認したうえで、使用しない場合の代替策の章に進んでください。

入居前は、家具のない空室でバルサンを焚ける貴重なタイミングなので、荷物を運び込むとこの条件はなくなります。一方で、焚かなければ必ず害虫が出るというものでもありません。判断材料は次の3点です。
バルサンのようなくん煙剤(煙や霧で部屋全体に薬剤を行き渡らせるタイプの殺虫剤)は、部屋を閉め切って使います。
そのため、家具や食器がある部屋で使う場合は、薬剤がかからないように覆うなどの準備が必要になります。荷物が何もない入居前の空室なら、この覆う手間を大きく減らせます。
ただし、警報器のカバーや閉め切りの確認といった準備は空室でも必要です。
また、空室には薬剤をさえぎる家具がないため、部屋の隅々まで行き渡らせやすい状態です。荷物が多い場合ほど、空室のうちに済ませることで覆う作業を減らせます。
入居後に使えないわけではありませんが、覆う手間が少なく効率よく焚けるのは、入居前ならではの条件です。この条件は、荷物を運び込んだ時点で失われます。
「1回焚けば安心」とは言い切れません。レック株式会社のよくあるご質問(以降、「よくあるご質問」という)では、バルサンは卵には効果がないため、卵が孵化する頃である約2週間後にもう一度使用するよう案内されています。
1回目を焚いた時点では、卵に効果が及んでいない点に注意が必要です。入居前に1回目を焚いた場合、2回目が入居後になることもあり、その際は家具などを覆ってから使うことになります。
この再使用の案内を知らずに1回で済ませると、後から孵化した虫を取り逃す可能性があります。2回目の日程は、1回目を焚いた日にカレンダーへ登録しておくと忘れにくくなります。
新築や築浅だから無関係と言い切れない理由がもう1つあります。虫は、段ボールや家電などの荷物に付いて、旧居から新居へ運ばれる場合があるためです。レック株式会社公式コラム(以降、「公式コラム」という)「どこから入った!?ゴキブリの侵入経路と6つの対策方法」でも、「ダンボール・観葉植物などの荷物」を侵入経路の1つに挙げています。
荷造りの際は、次の点に気をつけてください。
やむを得ず使い回しの段ボールを使う場合は、屋外や倉庫に長く置かれていたものを避け、状態を確認してから使いましょう。

バルサンを省略する場合でも、「侵入経路をふさぐ」対策だけは入居前に済ませておきたいところです。家具のない空室は、玄関・排水口・換気扇まわりを確認してふさぐ作業がしやすいタイミングだからです。
玄関、ベランダ、排水口・排水溝、換気扇・通風口・エアコンなどは侵入経路となりますので、隙間を埋める対策を紹介します。ふさぐ対策に加えて、置くだけの防虫アイテムを併用する方法や、徹底したい場合には害虫駆除業者やハウスクリーニングといったプロの手を借りる方法もあります。
公式コラム「どこから入った!?ゴキブリの侵入経路と6つの対策方法」では、ゴキブリの主な侵入経路と対策方法を紹介しています。
注:24時間換気の給気口など、換気に必要な開口部を完全に塞ぐことは避けてください。フィルターなど専用品の使用可否や取り付け方は、製品の説明書きで確かめ、賃貸ではパテ施工の前に管理会社にも確認しておきましょう。
いずれの対策も家具のない空室のほうが取り組みやすく、入居前に一通り済ませられます。同コラムには「家に入るときの対策」として、持ち込む物のチェックも挙げられています。前章で紹介した「旧居からの持ち込み」対策と同じ発想です。
なお、排水口・排水溝が経路に挙げられる背景には、下水道管の環境があります。福岡市道路下水道局は「下水道管の害虫(ゴキブリなど)への対策について」で、下水道管の内部を、外気に比べて暖かく外敵から身を守れる「住みよい環境」と説明しています。福岡市は、マンホール蓋の穴の閉塞や密閉型への取替えといった設備側の対策を進めています。
とはいえ、こうした環境が地下に広がっている以上、室内側でも排水口まわりの基本対策をしておくと安心です。
経路をふさいだうえで、置くだけで使える設置型のアイテムを併用する方法もあります。市販の設置型殺虫剤には、毒餌タイプ(ベイト剤:エサと殺虫成分を組み合わせたもの)などがあります。製品ごとに対象の虫・置き場所・交換時期が異なるため、パッケージの用法・用量に従って使いましょう。
置き場所は、公式コラムが経路に挙げる排水口や玄関まわりなど、虫の通り道になりやすい場所を意識すると選びやすくなります。効果の程度は製品や環境によって異なります。「置けば万全」とは考えず、経路の封鎖と組み合わせて使うものと考えてください。
先ほどの公式コラムでは「食品や生ゴミの扱いにも注意」という対策も挙げています。入居後にエサになるものを放置しないことも、こうした対策の一部です。
「自分で経路をふさぎきれる自信がない」「痕跡があって不安が残る」という場合は、プロの手を借りる選択肢もあります。害虫駆除の専門業者に、駆除や侵入経路の対策を相談する方法です。費用や作業内容は業者によって異なるため、複数社を比べてから決めるのが安全です。
入居前に部屋の汚れを落としておきたい場合は、ハウスクリーニングも検討できます。当社「福岡引越センター」では、引越し業務はもちろん、ハウスクリーニングのご依頼も承っています。

バルサンを焚くと決めたら、「鍵の受け取り後〜荷物搬入前」の空室期間が実施しやすいタイミングです。
公式が案内する使い方は、2〜3時間部屋を閉め切り、充分に換気してから入室するというもので、閉め切りと換気だけで2時間半〜3時間半ほどを見込みます。バルサンは卵には効かないため、孵化する頃の約2週間後にもう一度使うようにしてください。
2回目が入居後になる場合は、家具や食器を覆う準備が必要です。入居まで時間がないときには、閉め切り時間が1時間で済む霧タイプを選ぶか、入居後の使用や代替策への切り替えが現実的です。
1回目を焚くのに適しているのは、新居の鍵を受け取ってから、荷物を搬入するまでの空室期間です。荷物を保護する手間がなく、換気を済ませてから搬入すれば、薬剤が荷物にかかる心配もありません。
引越し日からの逆算は、次の手順で考えます。
例えば土曜日に搬入する場合は、その前の週に鍵を受け取り、金曜日までのどこかで半日を確保して1回目を済ませるという組み方です。閉め切っている2〜3時間は部屋の外で待つ時間のため、近くで買い物や手続きを済ませると効率的です。
鍵の受け取りから入居まで2週間以上の余裕がある場合は、2回目も空室のうちに済ませられます。2回目が入居後になる場合に備えて、覆いに使う袋やシートも早めに用意しておくと慌てずに済みます。
所要時間は公式ページで確認できます。例えば、バルサン20gは使用方法として「2〜3時間そのまま部屋を閉め切る」「窓や扉を開放し、充分に換気してから中に入る」ことを案内しています。火災警報器・ガス警報器は反応することがあるため、袋などで覆うことも明記されています。
タイプ別の閉め切り時間と警報器への影響は、よくあるご質問の記載に基づくと次のとおりです。
| 項目(公式FAQの案内) | 煙タイプ | 霧タイプ |
|---|---|---|
| 閉め切り時間 | 2〜3時間以上 | 1時間 |
| 使用後の換気の目安 | 30分位 | 30分位 |
| 火災報知器への影響 | 煙で誤動作するため カバー必須 |
反応しない (ガス警報器は反応することがある) |
鍵の受け取りから搬入までの間隔が短く、空室期間がほとんど取れないケースもあります。そのような場合の選択肢は、次の2つです。
よくあるご質問では、閉め切り1時間と換気30分位で、この工程だけで1時間半ほどかかります。警報器の確認や使用後の掃除の時間も含め、製品の表示に従って搬入までに十分な余裕を確保できる場合の選択肢です。
搬入までの余裕を確保できない場合は、無理に当日焚こうとしない方が無難です。入居後に家具などを覆って使うか、前章の「侵入経路をふさぐ」対策に切り替えましょう。
入居直前の引越しスケジュール全体の組み立ては「引越し3日前でも間に合う!72時間の逆算スケジュールとやるべきことを解説」もご参考にしてください。

賃貸でのバルサンの失敗は、「警報器」「タイミング」「まわりへの配慮」の3つの場面に分けられます。いずれも当日の作業ミスというより、事前準備の抜けが原因のため、知っていれば避けられます。
よくあるご質問によると、煙タイプは火災報知器が煙で誤動作するためカバーが必須で、霧タイプなら火災報知器は反応しません。荷物を入れた後や入居直前に焚くと、覆う手間や換気の時間切れを招きます。
管理会社・近隣への確認と、赤ちゃんやペットへの配慮も、事前のひと声とスケジュール調整で回避できます。
煙タイプを使用する際の失敗例として、火災報知器・ガス警報器へのカバーの覆い忘れがあります。回避策は次のとおりです。
外し忘れが心配なら、換気を始める時刻にスマートフォンのアラームを設定しておくと忘れにくくなります。
霧タイプは火災報知器が反応しません(ガス警報器は反応することがあります)。カバーの覆い忘れに不安がある場合は、霧タイプを選ぶのも回避策の1つです。
荷物の搬入後に焚くと、食器・家電・子どものおもちゃなど、薬剤を直接かけたくないものを覆う準備が必要になり、手間が一気に増えます。また、入居直前に焚くと、閉め切りと換気の時間を搬入時刻までに確保できなくなる恐れがあります。
例えば搬入開始が午前10時の場合、当日の朝に煙タイプを焚いても、閉め切り2〜3時間と換気30分程度を搬入までに確保するのは困難です。煙タイプを使うなら、搬入日の前日までに済ませておくのが無難です。
前日までに済ませられない場合は、霧タイプへの変更も含めてご検討ください。
賃貸、特に集合住宅では、契約内容や建物のルールで消毒・くん煙に関する取り決めがある場合があります。使う前に、管理会社へ一声かけて確認しておきましょう。
確認する内容は、「くん煙タイプの殺虫剤を入居前に使ってよいか」「警報器の種類と場所」の2点が目安です。
また、窓や換気口の隙間から煙が漏れると、近隣の方を驚かせてしまうこともあります。両隣や上下階への声かけを済ませておくことでトラブルの予防になります。
入居前後の挨拶まわりのタイミングは「引越し挨拶は何時がベスト?平日夜・土日祝・不在時まで完全解説」で詳しく解説しています。バルサンを使う予定がある方は、挨拶の際に一言添えておくと丁寧です。
家族に赤ちゃんやペットがいる場合の扱いも、よくあるご質問に案内があります。
入居前の空室で焚く場合は、使用中の部屋に家族もペットもいないため、基本的に心配はありません。この点でも、「搬入前の空室で焚く」段取りは合理的です。2回目を入居後に行う場合は、家族の外出予定やペットの預け先もあわせて決めておくとスムーズです。

使用後の後始末について、換気のうえで掃除機をかけ、気になる場所は乾拭きするよう公式サイトでは案内しています。対象になる虫は、バルサン20gの場合、ゴキブリのほか屋内塵性ダニ類やノミ、トコジラミなども含まれます。
また、入居前の掃除や荷物の一時預かりは、当社のように引越し業者側で対応している場合があります。
よくあるご質問では、使用後について、十分に掃除機をかけ、気になる場所や普段お子様が触られる場所などは乾拭きするよう案内しています。
入居前の空室で使った場合は、換気と掃除機がけ・乾拭きを済ませてから荷物を搬入すると、入居後の手間を減らせます。乾拭きは、小さなお子様が触れやすい床や低い棚を優先すると効率的です。
製品によって対象は異なります。バルサン20gでは、対象害虫としてゴキブリ、屋内塵性ダニ類、イエダニ、ノミ、トコジラミ(ナンキンムシ)、ハエ成虫、蚊成虫が挙げられています。購入時は、退治したい虫がその製品の対象に含まれているかを、パッケージや公式サイトで確認してから選びましょう。
当社「福岡引越センター」では、ハウスクリーニングと荷物の一時保管を承っています。
仮住まい期間の荷物預かりなど、入居前後のさまざまなシーンでご利用いただけます。「バルサンや掃除の時間を確保できる引越し日程にしたい」といったご相談も、無料見積もりの際にお気軽にお申し付けください。
バルサンが必要ないかどうかは、物件の状態を確認して判断できます。決め手は内見時の痕跡や管理会社からの発生情報といった直接のサインで、サインがなければ使用しない判断も現実的です。
使用しない場合でも、家具が入る前に、玄関・排水口・換気扇まわりの侵入経路対策だけ入居前に済ませると安心です。使う場合は、搬入前の空室期間に1回目を焚き、約2週間後に2回目を行うのが推奨されている進め方です。
また、警報器のカバーと、管理会社・近隣・家族への配慮を忘れなければ、本記事で挙げた失敗は避けられます。空室期間の確保が難しいなど段取りに迷ったときは、日程を決める段階で引越し業者に相談する方法もあります。
本記事の要点は次のとおりです。
バルサンや侵入経路対策の時間を確保できるかどうかは、鍵の受け取り日と搬入日の組み方で決まります。引越し日程を決める段階から逆算しておくと、入居前の貴重な空室期間を無駄なく使えます。
当社「福岡引越センター」は、搬入前の空き時間を見込んだ日程のご相談にも対応しています。年中無休、お見積もりは無料で、しつこい営業はいたしません。比較される際の一社として、お気軽にご相談ください。
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