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故意ではないなら罪悪感は要らない

失敗してしまった時、不本意で誰かを傷つけてしまった時、多くの方が自分を責めます。また、うまくできないことに対して、劣等感と一緒に罪の意識を持つことも少なくありません。

いわゆる「罪悪感」は、誰でも多かれ少なかれ持っているものですが、まじめな人や完璧主義の方は特に持ちやすい傾向があります。自分がやってしまったことに対して、反省することは必要です。謝罪が必要になることもあるでしょう。しかし、強すぎる罪悪感は不要です。

罪悪感は、非常に危険な感情だと言えます。なぜなら、コントロールされやすい感情だからです。罪悪感を刺激することで、自由に操ろうとする悪人もいないわけではありません。人の痛みに付け込んで、言葉巧みに操ろうとする人もいるのです。さらに追い打ちをかけて、苦しめる人もいるかもしれません。

また、自分自身も罪悪感があることで、必要以上に自分を下げて人と接するようになったり、ムリをして自分を傷めてしまったりすることさえあります。それでも、我慢し続けることはできないため、突然切れてしまう。そして、また罪悪感と自己嫌悪。いつも自分を罰しながら生きることになるので、心地よい暮らしを手に入れるのが難しくなってしまいます。

問題ある言動をしたのであれば、思う存分反省しましょう。心から謝罪しましょう。しかし、罪の意識にがんじがらめになってはいけません。二度と、同じ過ちをしないように注意すること。これで十分です。誰かに、何か言われることもあるかもしれません。軽蔑の目で見られることもあるかもしれません。これは、静かに受け入れてください。これは、やってしまったことに責任を取る行為です。しかし、罪の意識は不要です。罪悪感は、何も生み出しません。

罪悪感を棄てるのは、勇気がいることもかもしれません。簡単ではないかもしれません。しかし、それでも捨てるのです。そして、自分ができることを黙々とおこなうのです。こうすることで、いつか挽回できる日がやってきます。

誰でも間違うことはあります。傷つけることを目的にしたのではないなら、反省してこれからに活かしていきましょう。

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