気を遣いすぎていませんか？

まじめな人や丁寧な人ほど、他者に気を遣う傾向があります。周りの人に不快な思いをさせないようにと気を配ることは必要なことかもしれませんが、それがいきすぎると良い結果にならない場合もあるので注意が必要です。

「人様」。昔からこのような考え方があります。相手のことを大切にする、すばらしい習慣ですよね。しかしながら、あまりにも気を遣いすぎてしまうと、相手は自分のことを「気を遣わなければ怒る人」だと認識してしまうこともあります。もちろん、そんなつもりがないことは分かっているのですが、場合によっては誤解されてしまうことがあることも理解していただきたいと思います。失礼になることもあります。

もし、人様に丁寧に接したり自分よりも優先していたりする方の中で、関係が良いものにならないと悩んでいるのであれば、気を遣うのを一度止めてみるのも良いかもしれません。自然体で接する。無理して笑顔を作って話をしない。無理して声を作って話さない。あくまでも、普通に普通に……
自分を相手の下にして接する癖がある方も要注意。これが原因で、相手を不快にさせている可能性もあるからです。

人付き合いは、匙加減が難しいと思うことも少なくありません。良かれと思ってしたことが、逆に怒らせてしまうこともあります。人それぞれ性格も異なれば価値観も違う。また、その日のコンディションによっても、受け取り方が変わることもあります。イライラしている時に、何を話しても不愉快になる人もいますよね。

もし、あまり人付き合いが得意ではないと思っているなら、ムリして動きまわるのではなく、静かにその場にいるだけにしてみてはいかがでしょうか。誰かに声をかけられたら、きちんと対応をする。それ以外は、何もせずリラックスしてそこにいましょう。

気を遣いすぎて損をするなんて、とてももったいないことですよね。もっと堂々としていてください。相手も自分も同じ人間です。自分を相手の下に置かない。相手の上に置かない。そして、気を遣わない。是非試してみてください。何かが変わるかもしれません。