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あの人が忘れたのは器が大きくて広いから

誰でも、自分が恥ずかしい、情けないと思うような言動をしてしまうことがあります。努力してもできなかったこと。ちょっとした勘違いやミスで、やらかしてしまったこと。そんな時、自己肯定感は木っ端みじん状態になりますよね。

自分のミスで誰かに迷惑をかけてしまった時、注意した上で、適切な対処法などを教えてくれる人もいますよね。厳しい言葉で教えてくれることもありますし、励ましの言葉をくれる人もいます。どうしようもなく罪悪感にさいなまれている時、こういった対応に救われた経験がある方も多いのではないでしょうか。

上司、同僚、あるいは親や友人。失敗を許してくれる人は、間違いなく優しい人です。しかし、その後何かにつけてあなたが失敗したことを挙げて、気を付けるように伝えてくる人がいませんか?もちろん、これは二度と同じミスをしないようにという気持ちが込められているのでしょう。しかし、場合によっては、繰り返しミスを口にされ、不快な気持ちになることもありますよね。まだ、許されていないような気がするからです。

反対に、あなたが失敗した時のことを口にせず、注意だけを伝えてくる人もいませんか?嫌な気持ちを思い出すことなく、目の前のことに気を付けながら取り組むことができるので安心して集中できますよね。

過去の失敗を一切取り上げず向き合ってくれる人は、こういった理由を知っているのかもしれません。緊張せずに前向きになってほしい、過去に引っ張られることなく前だけを見ていてほしいと願っているのかもしれませんね。しかし、本当に記憶の中から消し去っている可能性すらあります。自他ともに気を付けるべきポイントだけを記憶し、後は忘れてまっさらな気持ちで目の前の人や物事に向き合うことができる人もいるのです。

人を許すのは難しいものです。だからこそ、許すことができる人は、優しくて強い人だと言えます。しかし、さらに強者が存在しています。それは、相手の失敗を忘れることができる人です。苦しい経験や辛い経験をたくさんしながら乗り越えてきた、器の大きな大きな人です。

あなたの近くに、こんな人がいませんか?

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