世界を変える洗脳術。感謝という禁断の武器

現在の生活に満足している人はどれだけいるでしょうか。
労働時間が長すぎて趣味の時間をもてなかったり、人の輪に上手く馴染めなかったり。

周囲の環境に対して何かしらの不満を抱いている人は多いでしょう。
そうした不満に対しては、環境を変えるにはまず自分を変えろと言われがちですよね。

ですが、そんな簡単に自分を変えられるなら、そもそも悩んでいません。
今回お伝えするのは、これさえ意識しておけば世界が変わる、たった1つの習慣のお話です。

結論から言えば、その習慣とは感謝です。
感謝をすれば、他者を意のままに操ることができます。
金も労力も不要で、方や倫理にもとるどころか、むしろ古今東西にわたって広く推奨されている手法です。

人は誰かの役に立てることを喜ぶ生き物です。
古代ギリシャの哲学者・アリストテレスは、「人は社会的な動物である」と言いました。

時に個より集団を優先できる性質を備えるが故に、人は今日まで霊長を名乗ることができています。
例えば、誰かにプレゼントを贈ってあげたときを想像してください。
満面の笑顔で「ありがとう」と感謝してくれたなら、それはあなたにとって最高の喜びであり、「プレゼントしてよかった」と思わせるだけの報酬のはず。

学問的な見地でも、感謝の言葉をかけられた相手の脳内ではオキシトシンの分泌が促進され、好感度の上昇や信頼の獲得が期待できることが明らかになっています。

つまり何が言いたいかというと、自分がされて嬉しかったことや、相手がこちらの望み通りに動いてくれたことに対して、素直に称賛と感謝を伝えましょう。
動物のしつけと同様に、人はご褒美のためなら芸を覚えます。

逆に言えば、報酬なしに労働力を提供する人はいません。
ボランティアであっても、感謝の言葉や称賛の声、社会的なステータスなど、当人にとって価値ある見返りを得ています。

それと同じことを自分の周囲の人に対しても実践しようというわけです。
そうするとどうなるか。

あなたが膨大な業務量に忙殺されていたら、同僚が手伝ってくれるかもしれません。
また、あなたに褒めてもらいたくて、自然と人が集まってくるようになるでしょう。

現状に不満をもっているのであれば、まずは感謝を積極的に伝えてみることが肝要です。
たった一言を発する分のカロリーを投資するだけで、周囲の環境は一変するはず。

加えて、あなた自身の社会的地位の向上にも役立ちます。
ぜひ言われた相手が嬉しくなるような、最高の感謝を考えてみてくださいね。