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若さの秘訣。感動の正体

感動とは。
あなたはどういうものだと思いますか。

長きにわたる困難を耐え抜いた人の言葉だったり、庭先に見つけた一輪の花だったり。
この世界には私たちに感動を与えてくれるものが溢れています。

そのため、どんな時に感動するか、と問われれば多くの人はすぐに答えを探せるでしょう。

では、そもそも感動とは何かと問われたとき、あなたはその答えに心当たりがあるでしょうか。
今回は、私が思う感動の正体についてお話しします。

結論から言えば、感動とは未知との遭遇に他なりません。

私たちが自身の想像の範疇を超える事象に出会った際、その感情は自然と湧き上がってくるのです。

一般論として、感動は若い頃の方が体験しやすいと言われるのは、年を重ねるごとに多くの知恵と経験を積み重ね、自身の常識で語れる現実が増えるためでしょう。

より具体的な感動のシチュエーションを見ていきます。

例えば、大好きな人との別れ。
理由は様々考えられますが、大事な人ともう2度と会えなくなってしまうのは、本当に辛いことです。

悲しくて寂しくて、自分の感情に整理がつけられなくて、個人的な経験談ですが数日間涙が止まらないこともあります。
そんな別れが、物語のテーマとして頻りに取り上げられるのには理由があります。

多くの場合、別れの場面では今まで言えなかった想いの交感が描かれます。
これは現実でもあてはまることですが、今際の際に発する言葉まで嘘をつくとは考えにくく、残された言葉は何より故人の本心に近いように思われます。

間近に迫る死の足音を聞きながら、それでも自分のために紡いでくれた言葉。
それは、未だ死を知らない生者にとって無視できない質量を伴っている。

人生の途上にある私たちでは語ることのできない言葉だからこそ、聞く者の心を震わす力をもっているのだと私は考えます。

他にも、雄大な自然に圧倒されたときや、我が子を初めて抱いたときなど。
感動を強く実感する瞬間には、必ず既知の過去を打ち破る未知の存在があります。

そうであるならば、感動とは明日への活力であり、昨日までの私たちを超えていくための可能性。
言い換えれば、それは若さとも呼べる力です。

未知を既知に塗り替えるのが人生ですが、積み重ねた既知の上に立たなければ見出せない未知があることも事実です。
限りない未知と感動に満ちた世界で、あなたはどう生きますか?

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