仕事を遊ぼう

仕事は辛いですか？辞めたいですか？

こう聞かれると、多くの方が「当たり前だ」と頷くのではないでしょうか。
もちろん、お金をいただくわけですから、大変でない仕事なんてありません。

しかし同時に、わざわざ苦しみながら働く必要もありません。
仕事だって、あなたの掛け替えのない人生の一部です。
楽しまなければ損ですよ。

是非1度、考えてみてください。
あなたの今後の人生のうち、その何割を仕事が占めているのか。

日本人男性の1ヶ月あたりの平均労働時間は180～200時間とされています。
職場によってばらつきもありますが、1日におよそ8～10時間は会社にいることになります。
毎日の通勤にあてる時間も含めれば1日の1/3以上、酷い時には1/2の時間を仕事のために費やしているわけです。

加えて、会社にいない時間だって完全に仕事から離れることはできません。
私も経験がありますが、取引先が土日に休まない職種の場合など、こちらの都合はお構いなしに電話がかかってきます。

また、平日や日中は部下のフォローに回る必要があり、自分の仕事は定時後か休日に済ませるしかない管理職の方もおられます。
そう考えると、文字通り人生の約半分を仕事に費やし、残った時間で睡眠や食事、プライベートの用事を済ませなくてはならないのです。

これほどの時間を、あなたは苦行のために費やしたいですか？
答えはNOですが、しかし仕事を辞めれば収入が途絶えて自分も家族も飢えることになる。

だからこそ、仕事を楽しむ必要があります。

価値観の話になりますが、人生とは死ぬまでの余暇であると見ることもできます。
私たちは誰もが、生まれた瞬間から死ぬことを決定されている。

両親や神様によって与えられた時間はいわばお小遣いのようなもので、それを何のために使ってどう生きるのかは自由に選択することができます。
タイムリミットまでの時間や、とれる選択肢は環境によって異なるうえに目に見えませんが、それでも人は自由に生きられるだけの能力をもって生まれてくると私は信じています。

真面目に、真剣に、最後まで責任をもって人生を遊びましょう。
楽しむための工夫や努力をして熱中するからこそ、結果的に最高のパフォーマンスを発揮できるのです。
同じ金額＝時間を費やして遊ぶのですから、仕事だって楽しんだもの勝ちですよ。